ゼルダの伝説は強くならないから面白い
以前、スイッチとゼルダを買った話を書いたのですが、いやあゼルダってほんと面白いんですね。初めてこのシリーズをやってみたので、前作がどうなのか知らないのですが、ドラクエとファイナルファンタジーしかやらなかった私にとっては、これはほんとに面白い。
なんでこんなに面白いのか考えてみたんですが、
- ストーリーにとらわれず、世界のどこにでも最初から行ける。始まった瞬間にラスボス城が見えるので、そのまま行くこともできます。ゴール設定は完璧です。普通ボスって最後最後のまで名前を隠すのですが、そういうのはいっさい分かりません。ボスの住所が丸分かりです。情報公開がしっかりしています。サスペンスドラマなら落第ですよ。
- レベル上げの要素はなく、自分の上達具合のみでクリアしないといけません。いわゆるヒットポイント(ハートマークの数)はほこらをクリアするごとに増えますが、リンクの攻撃力や防御力が上がるわけではありません。頑張りメーターというのがあって、山に登ったり、川を泳いだりするときに必要なのですが、それも増えることは増えますが、だからといって強い敵を倒せるようになるわけではありません。いつまでたっても裸(武器や防具をすべて取る)になるとめちゃくちゃ弱い。普通これだけ冒険したらちょっとは強くなるだろって思うのですが、ほんと本気出してないんじゃないかという疑念すら抱かせます。
- 武器(剣や弓)はある程度使うと壊れてしまいます。だから、どんなに強い武器を手に入れても、ずっとそれを使えるわけではありません。盾も防御力が強いものもありますが、使い続けると壊れてしまいます。頑張って貴重なものを見つけても、いつか壊れるという、諸行無常の響きがあります。
- ヒットポイントの回復には食べ物を食べるのが一般的ですが、その食べ物は世界を冒険していい食べ物を見つけて、しかもそれを調理していい具合の料理にして食べると回復量も多くなると言う、クッキングの要素のあります。なぜRPGの主人公が料理まで上手にならないのといけないのか。
ちょっとふざけてますが、やっぱり面白さは、主人公の強さが最初から最後まで変わらないのが面白さの本質なのかなと思います。美しいグラフィックと独特の世界観ももちろん大事な要素で、主人公が最初から最後まで変わらないまま、その世界で戦って行く姿はとても感動的です。
もちろん、やり込み要素もあって、クリアしなくてもいいのですが、いろんなサブイベントがあります。あと、コロクという妖精が世界中に隠れていて、それを見つけると武器や盾を持てる数が増えます。1000匹くらいいるらしいのですが、全部見つけるのはきついです。私は60匹くらいしか見つけてません。
ダウンロードパックでストーリーも追加されて、まだまだやり込めます。年末には第二弾のダウンロードパックも出るそうです。いやあ、これはほんと面白い。
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド|オンラインコード版
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