書評 ◯◯のグルメシリーズをリスト化してみた
孤独のグルメって、ドラマの影響もあって今じゃ結構人気ですけど、むかしは知る人ぞ知るマイナーなマンガでした。私は「かっこいいスキヤキ (扶桑社コミックス)」を知っていたので、それ以来久住昌之の作品が好きで読んでいました。もちろん孤独のグルメが一番有名ですが、それだけじゃないんですよ。ということで、久住昌之ファンの私が◯◯のグルメシリーズをリスト化してみました。
孤独のグルメシリーズ
おすすめ度:★★★★★(満点。◯◯のグルメシリーズを切り開いた記念策。独白形式のグルメ漫画。酒が飲めない主人公は独りで静かに食べたいものを食べたいだけ食べる。「モノを食べる時はね誰にも邪魔されず自由で なんとういかすくわれてなきゃあダメなんだ」など、数々の名言とともにどうぞ)
おすすめ度:★☆☆☆☆(うーん。初期の哲学がなくなっちゃった感じがします)
荒野のグルメシリーズ
おすすめ度:★★★★☆(いくつもの店に行くのではなく、お気に入りの店で違ったメニューが毎話出てくる。そのメニューがとても美味しそう)
おすすめ度:★★★☆☆(1と同じ路線ですが、食べ物の描写が巧く見ていて引き込まれます)
おすすめ度:★★★☆☆(1、2と同様です。)
勤番グルメシリーズ
おすすめ度:★★★★★(久住昌之の原作ではありませんが、とても気に入っているので紹介しました。酒井伴四朗という江戸時代の紀州藩の武士の日記をもとにしたグルメマンガです。その当時の食べ物が出てきますが、これがまた旨そう。江戸時代もわるくないな。)
おすすめ度:★★☆☆☆(1は良かったんですけどね、江戸時代の武士の日記が原作ですが、なんか1でいいストーリーを使い果たした気がします。)
野武士のグルメシリーズ
おすすめ度:★★★★☆(いいっすね。退職した男が自分を野武士に見立て町をさまよい飯をかっ食らう。でも、やっぱり中年男性からは抜け出せなくて。食べものの選択ももおじさんが好きそうなものばかり。麦とろが食べたくて、牛タン屋に行ってしかも牛タン頼まないってかっこいいじゃないですか。悪くないですよ。)
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- 作者: 土山しげる,久住昌之
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2017/03/10
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おすすめ度:★★★☆☆(1と変わらないです。1が好きなら損はないです。「寝覚めの家飲み」という回が私は好きで、深夜2時に目が覚めてしまった主人公は、ちょっといっぱいのつもりで台所で飲み始めたところ、勢いがついちゃって、秘蔵の缶詰とからっきょとか納豆とかを肴に、止まらなくなってしまうのです。)
漫画版 野武士のグルメ 2nd 【電子限定おまけ付き】 (一般書籍)
- 作者: 土山しげる,久住昌之
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〆のグルメシリーズ
おすすめ度:★★★☆☆(食べたり、飲んだりした後の〆の食事に特化したマンガです。いぶりがっこを刻んでご飯にのせて、のりで巻いて、しょうゆをちょこんとつけて食べるのなんか、まねしてみたいですね。)
流浪のグルメシリーズ
おすすめ度:★★★☆☆(これは、ストーリ形式による漫画の形を借りたローカルグルメの紹介雑誌ですね。まあ、現地に行くときに読んでからいくといいんじゃないでしょうか。仙台、塩竈、石巻を紹介しています。)
おすすめ度:おすすめ度:★★★☆☆(1と同形式ですね。盛岡、花巻、遠野を紹介しています。ローカルグルメを頻繁にチェックしている人はあまり感動はないかもしれません)
怒りのグルメシリーズ
号外:久住昌之さんじゃないですけど、これも。たしかKindle Unlimitedで読めたはず。グルメ本じゃないです。
以上でした。新しいのが出たら、随時追加してきます。