投資の基礎 - 複利金利のすごさについて

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先行き不当な世の中ですし、計画的にお金を貯めて、将来に備えるって大事なことですよね。でも、実際どうやってお金を増やすのかってなかなか難しいですよね。お金持ちになる正解はないわけですが、複利金利のすごさについて理解しておくことはとても大切です。

複利金利のすごさについていろんなお金持ちになる方法的な本でも語られています。

金利とは

まず、「金利」という言葉ですが、これは一定の期間お金を預けた時に貰える利息ですね。例えば、金利1%というと、100円を預けると1円が利息としてもらえるわけです。もちろん、預けてすぐに利息がもらえるわけではなく、一般的には1ヶ月後とか1年後とかにもらえます。1年でもらえる金利のことを「年利」と呼び、%で表します。年利1%なら1年間で100円に対して1円の利息がもらえるわけです。これは、お金を預ける時も、借りる時も同じです。例えば年利1%で100円を借りると1円を利息として払わないといけません。ちなみに、銀行はみなさんの預金に対しては年利0.001%程度しか利息をくれませんが、住宅ローンなんかで銀行からお金を借りると年利3%とか取るわけですよ。

単利計算と複利計算

まあ、それは置いといて、それで金利には2つあって、「単利」と「複利」があります。単利というのは元本100円で年利1%なら、毎年1円ずつもらえるわけです。これに対して、複利というのは、1年目にもらう利息を1円が元本100円に組み込まれて、2年目の利息計算の時は元本が101円として計算されるわけです。計算例のために額を少し大きくしてみましょう。元本10,000円を年利1%で2年間運用します。この時、単利金利の場合は、2年間で200円(1年目:10,000円×1% + 2年目:10,000円×1%)もらえるわけです。それでは、複利場合です。この時は2年目で201円もらえます。2年目の利息の元本に1年目の利息が組み込まれたからです。計算は1年目:10,000円×1% + 2年目:10,100円×1%です。

複利計算のすごさ

はい、たった1円の差に見えますよね。ここからが本題です。この複利金利は、利率が大きいほど、それから、年数が経てば経つほど、ものすごい効果が出てきます。

最初の計算例です。毎月1万円を年利1%で30年間複利で運用するとします。この場合、30年後に420万円貯まります。結構良い金額になりました。単に1万円を30年間貯めただけだと、360万円ですから、60万円の差が出ます。単純に貯金してるのと比べたら、結構違いますね。

んで、複利のすごいところは、少しの利息の違いで、効果にものすごい差が出ることです。それでは、上の例で利息を2パーセントにあげてみましょう。つまり、毎月1万円を年利2%で30年間複利で運用するとしましょう。この時は、30年後に500万円貯まります。さっき言ったように、単に1万円を30年貯めても360万円にしかならないので、利息が140万円も貯まっています。同じように3%なら580万円、4%なら690万円、5%なら820万円です。すごいですよね、元本360万円に対して、460万円の利息ができました。これが複利のすごさです。

長期運用だと効果が大きくなる

複利のもう1つのすごさは、運用期間が長いとその効果が大きくなるということです。上記、5%の例で40年運用してみましょう。そのときは、なんと約1,500万円になります。すごいですよね。もう1つだけ、上記例では月1万円づつ積み立てましたが、これを2万円にしてみましょう。つまり毎月2万円を年利5%で40年間運用してみましょう。このときは、なんと約3,000万円になります。

では最後に、頑張って節約して、毎月5万円を積み立てるとしましょう。このときの金利を年利5%で40年間運用すると約6,400万円になります!

まとめ

複利のすごさがわかってもらえたと思います。

まとめると、運用で大事なことは、

  • かならず複利で運用する(逆に言うと儲かった金額を元本に組み入れる)
  • 長期で運用する
  • 出来るだけ金利の良いもので運用する

年利5%というと相当高い数値に思えますが、海外の投資信託などをみるとないことはないです。今度、いろんな商品を調べて運用結果をまとめてみたいと思います。

最後に、上記の資産運用の計算ですが、下記のサイトでとても分かりやすく計算できます。